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私募債とは・・・
「私募債」とは、どのような会社でも簡単に発行できる社債の一種です。
主に取引先の経営者や知人に、発行した社債(私募債)を買ってもらうことにより、資金を調達しようというものです。
最近では、金融機関から融資をうけられない企業などで、手軽にできる資金調達の手段として注目を集めています。
そもそも社債とは、銀行などを経由せず、会社が市場から直接的に資金を調達するために発行する有価証券をいいます。
多数の投資家を対象として発行する公募債は、情報開示や社債募集に関する各種手続き、社債管理会社への社債管理委託の義務など、会社法や金融商品取引法で厳しい手続きが要求されます。このような公募債は、発行までの手続きが複雑で、コストもかかり、中小企業が資金調達の手段として利用するにはハードルが高いといえます。
しかし、少人数の知人などに対して募集するなど、一定の制限を設けた私募債であれば、公募債で必要な手続き、義務が免除され、短期間、低コストで社債が発行できます。
私募債が発行できる条件とは、次のとおりです。
- 法人であること。
- 社債を購入する人が50名未満であること。
- 社債1口の金額が、社債発行総額の50分の1よりも大きいこと。
- 社債の譲渡制限を設けること。
以上の(1)(2)(3)(4)の条件を全て満たした少人数私募債であれば、自社内での手続きのみで発行することができます。詳細な私募債発行の要件はこちらのページでご説明します。
なお、当事務所では、少人数私募債を発行するための書類の作成を行っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。